諫早駅からは
長崎駅へ
西日本では見たことの無いシートの柄に
何気に感動してしまう私
やはり最後に降りてパシャ
西九州新幹線の開業に伴い
新しくなった長崎駅
駅前はまだまだ開発中のようで
工事だらけだった
キャリーをコインロッカーに預け
矢印通りにくねくね進み路面電車へ
乗換を一旦間違って降りてしまったりしながら
なんとか終点の「石橋」電停で降車
ひとつまえの「大浦天主堂」で
ほとんどの人が降りてしまい
石橋で降りたのは数人だった
グラバースカイロードという
斜行エレベーターに乗るには
こちらの方面のはず…と思い歩き出すと
年配のおじさんと横並びになり
「グラバー園?」と尋ねられた
「ハイ、みなさんひとつ前で降りられちゃったけど
斜行エレベーターはこちらですよね?」
と答えると
「そう こっちから行ったほうがいい
あなたみたいに旅慣れてる人はこちらに来るのよ」
と言われ
「いえいえ スマホ頼りです笑」
と答えた
旅慣れて…と言われたのがちょっと嬉しかった
一緒にエレベーターに乗ったそのおじさんは
「5Fとあるけど実際はビルの5階なんかより
ずっと高いけんね」
到着して降りると
「ほら あんな高いビルもずっと下にあるやろう」
と教えてくれた
確かにその通りだ
とても詳しいので
「よく来られるんですか?」と尋ねると
「いや そこに住んどる」
おじさんは観光ではなく住民だった
帰ってからその話を主人にしたら
「きっと散歩中に観光客を見つけては
いつも教えてまわっとるんやろう」と
確かにそうかも
でもこんな会話もひとり旅には嬉しい
それから垂直エレベーターに乗り換え
グラバー園に到着した
入ってすぐ目に飛び込むのが
お花、庭、洋館 そして海
素敵すぎる
中学の修学旅行は九州だったけど
なぜか長崎は外れてて来ることが叶わず
特にグラバー園はそれ以来
ずっと来たいと思ってた
子育てが終わって自由になったら
こんなに簡単に来ることができたのに
今まで長かったなぁ
なんて思いもこみ上げて来たりして
ひときわ感動してしまった
その名の通りグラバー氏の邸宅が
このグラバー園のメインではあるけど
私は旧リンガー邸が特に気に入った
こじんまりしてるけどポーチから続くお庭と
そこからの眺めが最高
神戸のようでもあり尾道のようでもある
島育ちの私はやっぱり海の見える風景が好き
残念ながら旧オルト邸は大規模改修中
旧グラバー邸はGWということと
プロ?の写真撮影の場所になっていることもあり
多くの人で埋め尽くされていた
洋館ではあるけれど
屋根には日本瓦が使われいてることなど初めて知った
4(5)方向に丸く突き出した構造は
どの角度からも光と風そしてお庭が
楽しめるように設計されているなと思った
私は歴史に呆れるほど疎くて
全く知らなかったのだけど
グラバー氏は21歳
リンガー氏は19歳で来日して
商人として財を成していった人たち
自分がその年の頃や
今の我が子たちと比べると
ちょっと考えられないわ笑
喫茶室になっている旧自由邸で
をいただき
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